ほったらかし投資術という本が素晴らしい。
ここがすごい3選
①投資商品のファイナルアンサーを明確に描いている
②自分の長期間に及ぶ体験に基づいて書いてある
③痒い所に手が届く
投資の基本書として、金融教育等に採用してよいレベル!
では具体的に解説します。
この本では最終的に
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資すべきと結論づけています。
このファンド1本で世界中に投資できます。
6000本以上ファンドがある中でこれ1本に絞れるのは相当な確信があるからかと
思います。
著者自身がインディックス投資で億り人になっていることです。
インデックス投資はS&P500など指数に連動する成績を目指す投資です。
著者はインデックス投資を20年続けることで億り人になりました。(年利6%)
今はインデックス投資を進める専門家は非常に多くなってきましたが、これら
専門家は自身も最近始めた人ばかりです。
その点、本書の著者は実体験に基づいて解説をしています。
この本は投資歴2~3年の人がたまたま儲けて書かれた本ではありません。
投資歴20年以上のベテランの投資家が書いた本です。
だから、
いくらまでなら投資していい?許容できる損失額は?など初心者が持つ疑問を
丁寧に解説しています。
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]次にほったらかし投資術の実行6ステップを簡単に解説します。[/word_balloon]
ステップ1
3か月~6か月の生活資金を確保、それ以外を運用資金とする
(私は2年ぐらいは持ちたいと思います)
投資にはリスクはつきものです。なので最低限の生活費は準備が必要です。
ただしサラリーマンなど安定して収入が得られるなら、とっとと投資を始めたほうが
よいとのことです。
ステップ2
運用資金をリスク資産と無リスク資産にわける
ここが難しいのですが、この本では明確に基準が明示してあります。
その基準は許容出来る損失額の3倍までと書いてあります。
例えば100万円損失しても構わないなら300万円まで投資出来ることなります。
では3倍はどこから出た数字か?
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)など全世界株式は1年でー33%に
なるときがあります(+44%になるときもあり長期的にみると年5%運用になります)
1年でー33%になるということは300万円の投資額に対し、
1/3(100万円)を失う可能性があります。
これが許容出来る損失の3倍までという根拠になります。
ステップ3
無リスク資産については、普通預金又は個人向け国債金利型10年満期型を勧めています。
個人向け国債金利型10年満期型は実は銀行よりも信用が高いといわれています。
ステップ④
リスク許容度の範囲内のお金は何に投資するか
先ほどから紹介されている
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。
似たような楽天全世界株式インデックスでもOKです。
投資家はリスク資産の最適額を全世界株式に投資してほったらかしにする
これで資産運用は完結です。
投資のタイミングを図る必要は一切なし
とにかく投資のコツは、著者が言うようにひたすら持っていることです。
そうすることで、経済の参加者たちが投資家のお金を増やしてくれます。
また、15年以上の投資期間を設ければ、元本割れのリスクは著しく低いといわれています。
ステップ⑤
iDeCoや積立NISAなど税制優遇をフル活用
ステップ⑥
税制優遇口座以上のお金は随時積立投資で追加
以上
非常に簡潔に書かれていて、誰もが簡単に理解できる内容となっています。
※投資は自己責任で!
コメント